3連休の前に1日有休を足して4連休にして、福島県に行って来たよ!

 8月末、ぼんやりとtwitterのタイムラインを眺めていたら気になる情報が流れてきました。
サムライシティ會津 モニターツアー参加者募集
【ご応募要件】
会津の歴史に興味がある方
Twiiterアカウントを持ち、ツアー中にツアー内容や感想等を発言して頂ける方。
ご自分のブログを持ち、かつ旅行後、そのブログにて旅行記や写真のご紹介をしていただける方(ブログは代表者がお持ちであれば、2名様まで応募可能です。)
ツアー中に実施する簡単なアンケートにご協力頂ける方
【旅行代金】 無料
○主催者側負担
旅行日程に含まれる送迎バス等の料金
旅行日程に明示した観光の料金(バス料金・ガイド料金・入場料)
旅行日程に明示した宿泊の料金及び税・サービス料金(客室は基本的に定員ベースでご利用頂く事を前提とします。)
旅行日程に明示した食事の料金及び税・サービス料金
○自己負担:出発地より集合場所まで、復路は解散場所より着地までの往復交通費(運賃料金)は参加者各人の負担になります。また、個人的性格の料金などは各自でお支払い頂きます(例:食事の際の飲み物代、土産品代など)。
【旅行条件】
募集人員:25名
最少催行人員:10名
利用予定ホテル:東山温泉 御宿東鳳
食事:朝食1回、昼食2回、夕食1回
添乗員:同行致します
客室:定員利用
 1泊2日の観光旅行が宿泊代まで無料!twitterもブログもやってるから応募要件は満たしてる!でも応募ページにtwitterのIDとブログのアドレス書く欄があるな。。。twitterのフォロアー500人以上いるからパッと見はよさげなユーザーに見えるけど書いてる内容はアイドルの話ばっかりやからなぁ。こんな奴私が審査する側やったら確実に落とすな。でももしかしてフォロアー数とかだけ見て書いてる内容までは審査しないかもしれないし、当たれば儲けもんやから応募してみるだけ応募しようかと思い応募したら見事当選しました。

 集合時間に集合場所の郡山駅前に。それらしきバスを見つけて声をかけてみると担当者が駅の方に行ってるからバスに乗っちゃってて下さい、自由席なのでどこでも座ってていいですよと言われ、バス内で待機。
 中型バスだったんですが時間になっても乗ってる人が少なかったので不思議に思っていると、何と今回のツアー、応募者が少なく全員当選だったとの事。それでもお客さんがこの時点で7人。旅好きそうな女性の二人組が2組と熟年のご夫婦、それに私。この他に会津若松で合流する人が1人いるというのと、都合が悪く今回は参加出来ないから次回参加するって方が1組おられたそうですが、それでも応募総数6組って!

 時間になり郡山から高速に乗って会津へ。約1時間の移動中は今回のツアーのお世話をして下さる会津バスの部長さんやバスガイドさんのお話。
 部長さんの挨拶。震災以降、会津への観光客は激減していて、4月はなんと前年同月比1割位だったとか。最近はちょっと持ち直してきたとはいえ、前年同月比3~4割位との事。このような状態では地域の経済は壊滅状態、非常に厳しい状況なので今回のようなモニターツアーを開催したという事でした。
 その後、バスガイドさんの会津についてのお話など。こういうガイドさんが付いてのバス旅行って小学校の遠足以来だったんですが、結構面白いっすね。もう見るからにベテランって感じのガイドさんだったんですが、会津のお国言葉で智恵子抄の智恵子さんについてのお話や、安達太良山や磐梯山についてなど約1時間、飽きずに聞かせる話術はまさにプロの仕事。実は前日普通に夕方まで仕事して家帰って旅行の用意してそのまま夜行バスで福島まで来たのでほとんど寝てない状態だったので移動中に寝ちゃうかなと思ったんですが寝る間がなかったです。
 印象に残ったのは磐梯山についてのお話。民謡・会津磐梯山を歌われた後に「会津磐梯山は宝の山よという歌詞は昔この山から金が取れた事からこう歌われていますが、金が取れなくなった現在でもスキー場が出来てお客さんを連れてきてくれる。今年は原発事故の放射能から会津を守ってくれた」と語っておられて、磐梯山が会津の方にとって想像以上に大切な山で、会津の誇りなのだと知りました。
 確かに会津の街を歩いてたらずーっと見えてますもんね。物心ついた時から毎日自分を見守ってくれた山。こういう風景が自分の中にあるのってすっごい羨ましいです。
 ガイドさんのお話を聞いているうちに最初の目的地會津藩校 日新館に到着。日新館というのは会津藩の藩校で…というような説明はリンク先を見て下さい。
 元々の日新館は戊辰戦争の時に焼けてしまって残っておらず、今回訪れた會津藩校 日新館は昭和62年に復元された観光施設です。日新館とはどういう施設だったか、という事が学べるだけでなく、日新館で教えていた弓道や茶道などの科目を体験する事が出来ます
 まずはお茶室での茶道体験。これ、修学旅行に来た学生さん向けのイベントだと思うんですが大人がやっても楽しいですね。
 最初は4対4に別れて先生に言われた通りにお菓子を勧めたりお茶をたてたり。その後自分がお客さん側になってお菓子とお抹茶を頂きました。お菓子を食べ始めてから写真撮ってない事に気づいて慌てて撮ったのでちょっと崩しかかってますがご勘弁。
 お抹茶をたてたの初めてだったんですが、茶筅ってめっちゃ簡単に泡立つんですね。アレ家にあったらカプチーノ淹れる時に牛乳泡立てたりするのも出来そう。そして、この茶筅で立てた本格的なお抹茶が結構普通に美味しいんですよ。これ家で出来るならマジで茶筅買っちゃおうかな。この茶道体験でもポットのお湯でお抹茶たててたから器と茶筅とお抹茶買えば出来るっぽいし。
 茶室から見えていた池はただの池ではなく、日本最初のプール・水練場でした。茶室を出て次の場所に移動する途中でガイドしてもらうまで気付かずにきれいな池やなぁと思ってましたw
 木馬場。いきなり馬に乗るのではなく、木馬で練習してから本物の馬に乗ったんだって。
 弓道場で弓道体験。係の人が持ち方などを教えてくれました。弓道体験は予約無しで行ってもやらせてくれるらしい。本物の弓矢触ったの初めてだったんですけど、こういう仕組みなんやってのが実物見て初めて理解出来ました。矢にはちゃんと糸をかける部分があったりとか、弓の持ち方とか実際手に取って見ないと解らない所っていっぱいあるもんですな。やり方教えて貰ってやってみたら初めてでもかなり気持ちいい感じでびゅーんと飛びましたよ!なかなか面白かったので機会があったらみんなもやってみよう!
 日新館で生徒が学ぶ様子がマネキンを使って説明されてるコーナー。音声ガイドが流れて人形がたまに動いたりしてるアレです。
 論語とかを教える学校なのでメインの建物の装飾が中国風で面白かった。入り口を守っている獅子は雄と雌になっていて、雄は玉を持っているけど雌はひっくり返ってる自分の子供を持っています。
 本当は日新館についてのビデオを見てからじっくり回るというのが順路なのだそうですが、この日は時間が無いという事で授業体験中心に早足で見て回りました。でも結構楽しめましたよ!お茶美味しかったし弓道面白かったし。修学旅行をもう1回自主的にやってるみたいな感じ。今度来た時は中国風の建物の装飾なんかをじっくり見たいな。
 住所は会津若松市内なんですが中心部からちょっと離れた場所なのでこれから見て回る会津の町が一望出来て今回の旅行への期待が高まりました。って事で長くなったので次回へ続く!
 おまけ。こちらの會津藩校 日新館のすぐ近くには会津村という観光施設があり、そこにはドデカイ観音様がいらっしゃいます。この観音様、磐越西線に乗ってても見えますね。前に会津来た時に見かけてちょっと気になってました。
 この観音様の横を通った時にバスの中でガイドさんがちらっと会津村について説明して下さったのですが、「修学旅行の学生さんは後姿を見てねずみ男に似てると言う」などと失礼な事をおっしゃってましたw観音様をねずみ男呼ばわりって!そんなん言うてたらバチ当たりますよ!!