大阪最終日。berryz工房のコンサートで暴れまわった後、プラネット+1へ。翌日の朝9時には池袋の会社に出勤していないといけないのに大阪で夜8時から始まるイベントを見ているという不思議。終わったらすぐに移動して夜行バスに乗る予定だったので着替えなどを詰め込んだカバンを2つ抱えて入場。若干迷惑者。しかも持っているカバンはベリ高フェス(berryz工房の去年の秋のコンサートツアー)ボストンバッグと℃-uteの去年の秋ツアーグッズのバッグ。着ているのはberryz工房の去年のツアーグッズの熊井ちゃんアロハ。ハロヲタ丸出しや!
 この日は3日間のうちで一番お客さん多かったです。前日と同じように整理番号のメールが来たのですが、映像集3が始まる前の休憩時にはお店の人が「座れてない方もいらっしゃいますので席をお詰め下さい」みたいな呼びかけまでしていました。
 あと、入場時、この日だけチラシと一緒にHMJMのステッカーが配られてました。この日来た人はラッキーです。
 20時。この日も昨日と同様にトークショーから。最初、このお店の偉い人らしき男性の挨拶があり、「では、登場していただきましょう」的な紹介があるがなかなか二人とも出て来ない。すったもんだして最終的に呼びに行く感じになってたwようやく松尾監督と豊田さん登場。実は昨日も豊田さん普通に会場ウロウロしてはりました。
 この日上映される『加地等がいた– 僕の歌を聴いとくれ –』はこの日の前日に編集が終わって、それを松尾監督が東京から持ち込んだという完成したばっかりの作品で、豊田さんも松尾監督も全部は見ていないとの事。加地等さんについては「良い曲が多いとしか言えない」というコメントでした。
 『豊田道倫映像集3』について。1・2と5年ごとに映像作品として発売されてきた。2から5年経ったので製作された3についてもDVD化される予定だったけれども、豊田さん「DVD化する話は…」松尾監督「減ってきた」と語っておられました。「無くなった」や「未定」ではなく「減ってきた」という表現。可能性が低くなってきたという事でしょうか。
 その後「DVD化の方は考えます」「もういいんじゃないか」「DVDにするには2時間くらいの長さに仕上げるのだが、上映する為に1時間(というタイトな時間)で纏めたこのバージョンは気に入っている」みたいな発言もあったのですが、「2まで(20005年以前)は豊田さんのライブを撮影していたのは自分(松尾監督)しかいなかったが、2005年以降は(豊田さんのライブを)色々な人が撮っている。今回の映像集3は自分が撮った映像を作品にしたものだが、他の人が撮影した映像も集めて、それを作品にして出さないといけないという使命感はある」というような事もおっしゃられてました。

 トークショーの後、『加地等がいた– 僕の歌を聴いとくれ –』の上映。この作品の製作としてクレジットされているPERFECT WORLD×監督された堀内博志監督のサイトに、この作品の冒頭部分として使われている『加地等たん生日コンサート』というライブのオープニング映像として製作された加地等さんの紹介VTRとその日のライブの様子のダイジェスト、君は加地等を知っているかい? 加地等ヒストリー ~ 加地等たん生日コンサート (DOCUMENT)が公開されていますのでリンク先をご覧下さい。
 この公開されている部分の他に加地さんの自宅でのインタビュー、加地さんが作品をリリースしているKEBAB RECORDS代表の岡敬士さんのインタビュー、ライブ映像、そして加地さんが亡くなった後、岡さんが加地さんの大阪のご実家に弔問に訪れる(この映像が撮影された日付がテロップで出てくるのですが、2011年4月26日でした。2週間経ってない!)様子などで作品は構成されています。
 余談ですが、作品の中に岡さんが自宅でインタビューされてらっしゃるシーンがあって、その自宅の最寄り駅が私の家のめっちゃ近所!板橋駅や仲宿商店街の入口の風景がスクリーンに映し出されているのを見ながら、今、大阪でこの映画を見てるのに10時間後には板橋駅に到着してて、その後身支度して会社に行かないといけないねんなぁと思ってかなりブルーになりましたw
 作品を見る前はライブ映像中心なのかなぁと何となく思っていたのですが、実際の作品は加地等氏本人についてのドキュメントって感じでした。ちょっとフジテレビのザ・ノンフィクションっぽい雰囲気。…って書いちゃうとあんまり良くないのかな。いや、でもあの番組めっちゃ賞とか取るじゃないですか。だから貶してる訳じゃないっすよ。ザ・ドキュメントっぽいっていうのが雰囲気説明するのに一言で解りやすいかなと思ったので。
 高円寺の3畳(!)の自宅アパートでビールをガブガブ飲みながらインタビューに答える加地さん。安定剤に頼って生きてますわ、というような事を語りながら病院で処方された精神安定剤を飲む。…編集の仕方もあるかも知れないんだけど、あのお酒の飲み方とライブなどの喋りなどを見た限り、アルコール依存っぽいなぁ。安定剤を処方している精神科のお医者さんはそっちの方の治療を勧めたりはしてくれなかったのかな。最終的に肝臓の病気=お酒で亡くなったんやから、アルコール依存の治療してたら死にはらへんかったかも。うーん、でもあの飲み方は緩やかな自殺っぽい位の勢いやし、加地さんのやっていた音楽から考えたらお酒やめて健康に働きながらやる音楽じゃないし、コンビニで働いて音楽やっていくなんてこの先何十年も続けられるもんでもないし、やっぱりこうなる他になかったんかなぁ。
 こういう生活してる30代とか40代の人、高円寺周辺には結構普通に居てはるんですよね。加地さんみたいにフォークじゃなくてパンクスやってるバンドマンだったり劇団やってる役者さんだったりお笑い芸人だったり。私、最近、数年前に解散したあるバンドのCDをよく聴いているのですが、そのバンドのフロントマンだった人が最近そのバンドを解散した後に加入したバンドを辞めて、弾き語りなんかをしてはるんですが、その人もボロアパート住まいで貧乏をしてはるみたいなんで、何年かしたら加地さんみたいな事になるんじゃないかとこの作品を見ているうちに段々怖くなってしまいました。
 加地さんみたいにライブ映像や作品が残っててこうやって死後ドキュメントが残されるならまだマシな方で、本当に誰にも相手にされてない状態で身体を壊して亡くなっちゃう人も結構おるんやろうなぁ。ってか、音楽やらなんやらやっててエエ歳してアルバイト生活ならまだ言い訳が出来るけど、そうじゃなくて何となく就職しないままダラダラ生活してて歳とってしまってる人も今の日本には沢山居る訳で。そう考えると酷い時代ですね。
 『加地等がいた– 僕の歌を聴いとくれ –』は都内でも上映予定があるそうなので、興味を持った方は堀内博志監督のtwitterなどをフォローしておくと情報が入るかと思います。
 あ、あと、この作品のエンドロールを見ていたら撮影の所にタートル今田監督が本名名義でクレジットされてました。他に岩淵弘樹監督の名前も。ライブ部分を撮影されてたみたいです。

 休憩を挟んで豊田道倫映像集3の上映。見るの5回目でこの地方上映版も3日連続で見てたのですが、この回を見終わっちゃうと次はいつ見れるか判らないってのもあり、何だかちょっと寂しいような変な気分で見始める。この上映会終わって欲しくない!あと1週間くらい上映して貰っても毎日行きまっせ!って勢いです。
 上には書いてませんでしたがトークショーの中で「(豊田道倫映像集3は)スクリーンで上映される事もあり、わざとドラマチックに作っている」というような話を松尾監督がされていたのですが、確かに『加地等がいた– 僕の歌を聴いとくれ –』の直後に見て比べちゃうとめっちゃドラマチック。ドキュメント番組的なインタビューも1箇所しかなく、ライブ映像が大部分を占めるからっていうのもあるし、その松尾監督の撮られるライブ映像自体がドラマチックってのもあるんでしょうか。
 ドラマチックというワードがこの日のトークショーで出た事で気づいたんですが、終盤の息子さんと豊田さんのシーン。あのライブが終了した後のやりとりの時、息子さんはカメラを全く意識してないんですけど、あれどうやって撮ってはったんやろう。普通あれ位の年齢のお子さんだったらカメラで撮影している人がいたらそっちの方を向いたりしそうなもんなんやけど。最初カメラが固定されてるから定点カメラなのかと思ったけど舞台から人が居なくなったらカメラが動きだすからずっと手で持って撮影してはったっぽい。息子さん、もう松尾監督が撮影している事を意識しないくらい物心つく前から撮影されまくってるからカメラの前でもあんなに自然に動けるとかそういう事なんだろうか。ああいうシーンがカメラを意識する事無くカメラの前で繰り広げられるっていうのもある意味ドラマっぽい=ドラマチックですね。
 この日はトークショーのゲストが豊田さんだという事もあり、お客さんも豊田さんのファンの人が詰め掛けていたようで、作品の中のライブシーンでは私の後ろの人が足でリズムを取ったりしてかなりノリノリで見てはりました。気持ちは解るぞ!私も初日は人が居なかったので同じように動いてたよ!でも、この日は周りに人が居たので私は動けず。へタレですいません。でも、すぐ後ろで動かれた感想としては振動は感じましたがそんなに不快ではありませんでした。なので、常識の範囲内ならノリノリで見てもそんなに迷惑じゃないと思います。今後またこの作品が上映される時には皆さんもノリノリで見ちゃいましょう。

 こんな感じで豊田道倫映像集3を3日続けて見て来たのですが、お話を追うような作品ではなかった為か、何回見ても楽しめました。ってか「また見たい!」と思うようなええライブを厳選して作品集にしてはるので、当然見終わっても「また見たい!」って気持ちになるのですよ。DVD化するという話は段々怪しくなってきているようですが、DVDにしないんだったらまた何処かで上映して欲しいなぁ。平日に外国で上映するとかそういう事で無い限り見に行きますよ!