元ハロプロエッグの前田彩里ちゃんがAKBN0・5期生オーディションの最終審査に残っております。
 第一声の「元ハロプロエッグの前田彩里です!」で度肝を抜かれ、「去年の6月、新エッグの選抜の発表があり、残念ながら続ける事が出来なくなってしまいました」「目標のアイドルはスマイレージの和田彩花ちゃんです」など初っ端から衝撃発言の連続。そして歌唱審査で歌ったのは通学ベクトル(℃-uteの2ndミニアルバム「(2)mini~生きるという力~」に入っている鈴木愛理ちゃんのソロ曲)。AKBN0のオーディションの最終審査は私物をヤフオクにかけてファンの人に競り合って貰い、それが設定された金額に届いたら合格!というえげつない審査方法なのですが、そのオークションにかけてる商品が2009年ハロプロエッグ研修発表会で着たTシャツ(第1号サイン入り)と衣装。

 これはアレですね。本気でAKBN0として活動して行こうという気持ちの現れですね。この最終審査、どの程度本気で受かろうかとしてるかというのが出してる商品で伺えるのですよ。メンバーによっては結構適当な商品出してたりします。ちなみに一期生の最終審査で各メンバーが出品していたものはこんな感じ。
AKBN 0 桜木もも 小学生の時に使っていた笛、第一号サイン他 (4万500円で落札)
AKBN 0 髙橋玲海 スティッチぬいぐるみ(2万3000円で落札)
AKBN 0 河野絵奈 手作り衣装、写真、第一号サイン、手紙 (6万500円で落札)
AKBN 0 山田みずき 高1の時に書いた書道の「百福」 (6万4500円で落札)
AKBN 0 茜あい 生声入り目覚まし時計 第一号サイン入り (4万2500円で落札)
AKBN 0 井上ナターシャ 中学の時のスクールバッグ他1点 (2万500円で落札)
AKBN 0 飯島有香 ピンクのうさぎのスピーカー、シュシュ付き (2万500円で落札)
AKBN 0 菅野瑞紀  応募写真とメッセージカード入りアルバム (2万500円で落札)
AKBN 0 佐藤かすみ 熊のキーホルダー、第一号サイン付き(3万6000円で落札)
 MCなどでもガツドル丸出しで頑張ってる桜木ももちゃんは『小学校の時に使っていた縦笛』というファンの人に買われるとしたら非常に心理的負担が大きいような(小学生が使ってた笛を高い金出して買うような奴に自分が使い倒してた縦笛買われたらどんな使い方されるか想像したくない…)、でも高く売れそうな商品。それに対して山田みずきちゃん(既にAKBN0を脱退済み)は高校の時に書いた書道作品。正直どんなキモヲタの手に渡っても痛くも痒くもないし、元手も全然かかってない。
 八王子の小川真奈という肩書きを背負って活動している桜木アリスももちゃんはNGPが好きでAKBN0のオーディションでもわざわざ眼鏡をかけて時東ぁみのせんちめんたるじぇねれ~しょんを歌ったり、Buono!の曲を歌ってもぽかーんとしているピンチケだらけのN0ファンの前でキャナァーリ倶楽部の曲を歌ったりという冒険を繰り返すかなり濃いアイドルファンで、N0に合格するまでは色々なアイドルのオーディションを受けまくって&落ちまくっていたそうです。ルックス的に厳しいモノがある彼女の「このチャンスを逃すものか!恥も外聞もない!誰にどう思われても良い!石にかじりついてでもアイドルになってやる!」という強い意思が『小学校時代ずっと使っていた縦笛』という出品物から伺えますね。
 それでもオーディション時に既にグラビアアイドルとして活動してたりしたからか、山田みずきちゃんの書道作品に6万円以上の値段が付いててぶっちぎりの1位っていうのが面白い所です。

 いろりんが出品しているハロプロエッグTシャツも完全にももちゃんの縦笛寄りの心理的負担の大きい商品。…これは完全に勝ちに行っている。それも歴代1位のぶっちぎりの高値で落札させて、その記録を持ってAKBN0入りして、一気にトップを張ってやろうくらいの事を思ってるっぽいです。

 「AKBと間違えてオーディションを受けたのでは?」などと言っている人もいますが、N0はデート券を売ったりなど活動の仕方がかなりギリギリなので、オーディション時に保護者に対してかなりきっちり活動内容を報告して、しっかり同意を取るのだそうです(特に未成年者が応募してきた場合は)。だから、オーディションの途中や合格直後に辞退する子もちょくちょく居ます。
 AKBN0が一体どういうグループで、自分がどういう活動をさせられるのかをしっかり理解した上で、自分が着用していた、それも『ハロプロエッグとして舞台に立った時のTシャツ』をオークションにかける。自分のこれまでの活動だけでなく前田彩里という女性自体の(ある意味ブルセラ的な)価値までをも最終審査にかけてきた訳です。この覚悟をどう受け取るかは貴方次第!

 小学生とかおばちゃんとか年齢に関係なく女性ってたまにこういう感じで腹をくくって大勝負に出る事がありますね。でも女性がこういう腹をくくった行動に出て「私はこうします。で、あなたはどうするの?」という選択を男性に突きつけると大抵の男性はビビッて逃げ出すか呆れて離れていくのですよ。
 『ハロプロエッグのいろりん』ではなく『夢を叶える為に大勝負に出た前田彩里という女性』をどう評価するか。自らが泉の女神となって「あなたが好きだったのはハロプロエッグのメンバーとしての私ですか?それともアイドルを目指す女の子としての私ですか?」と問いかけるいろりんにエッグヲタはどう答えるのでしょうか。個人的には彼女の覚悟を受け止めてエッグヲタがN0現場で大散財をする方向に行ってくれれば嬉しいのですが、ネット上の反応を見ていると、どうもみんなドン引きで呆れ返ってるみたいですね…

 ちなみに、代々木公園野外ステージでのサードライブ中に行われた山田ズッキーみずきちゃんの引退式でAKBN0の事務所の社長がズッキー引退に際する挨拶で「ヤフオクの落札金額の歴代No1がズッキー。この記録はこれから先もなかなか破られないだろう、絶対世に出てくる子のはずだから(AKBN0を引退した後も)みんなで応援して欲しい」という様な事を言っていたのだけれど、ズッキーの記録は6万円台半ばなので恐らくいろりんは余裕でこの記録を抜きそうですね。

 あと、AKBN0のメンバーは地方から通っている子は交通費や宿泊費も全部自腹。2期生の松上ゆーにゃん祐子ちゃんは「家庭の経済的な事情から、レッスンに通う交通費が出ないので、しばらく活動を休止したい。本人のブログの報告記事)」という理由で活動休止していた時期がありました。
 握手券やツーショット券を買ってくれた人に手作りのお菓子をプレゼントしたりしてるのですが、その費用も各メンバーが全部自分で出してるみたいです。いろりんもN0で活動し出したら自分で交通費を出して西宮から通ってくる形になります。

 N0は売り上げが全て。ひたすらファンに奉仕してお金をかき集めた者がセンターポジションを取れます。だから某グループみたいに枕営業とかそういうのは無いはずだよ!そしてまだ本格的に活動し始めて1年も経ってないので今から現場に来だしてもオイシイ思いが出来るよ!さぁ皆さんこの機会に是非AKBN0現場にいらして下さい。面白い子も可愛い子もいっぱいいるし、お勧めです。