カンパニー松尾監督がこの夏ヘルニアを罹ってしまい大変だったって話は聞いていた。でも、10月末にイベントで拝見した時には全く普通の感じで、もう撮影もされているって事だったのでそんなにたいした事なかったのかなぁと思っていた。

 HMJMのウェブサイトで11月の新作の紹介を見ていると『私を女優にして下さい AGAIN 10 横浜・新三郷・赤坂見附 巨乳美女純情ヘルニア編』というタイトルが。「今回は監督カンパニー松尾の三連発、そしてカンパニー松尾の身になにが」なんて事も書かれていたので、これは発売されたらすぐ買わないと!と思っていたのだけれどぼーっとしてて気付いたら発売されていた…
 発売日の2日後くらいにもう発売されている事に気付き、すぐに注文。翌日に届く。この日は人と会う予定だったのだがこの日に受取らないと次の日もその次の日も受取れないので仕事終わってから速攻で家に帰り、荷物を受取り、また職場の近くまで戻って人と会ってきた。
 帰宅したのはちょっと遅い時間で、翌日も仕事だったけど早速開封し鑑賞。

 冒頭。松尾監督が新三郷へ向かう車の中で喋りだすシーンから始まり、ヘルニア発症直後、病院から出てくる場面に。これがかなり衝撃的な映像で、松尾監督が徘徊老人のようによたよた病院から出てきてめちゃめちゃ狭い歩幅でヨチヨチ歩き。おじいちゃんっていうよりおばあちゃんみたいな事になってもうてる!梁井一監督(9月からHMJMで作品をリリースされていて、HMJM1作目の18歳、ジュンの予告編を見て凄い人が来た!と思って調べると初監督作品のウチの嫁さんはAV女優です。からしてかなりのレベルの作品を撮ってらっしゃる模様。要注目の若手監督)の迎えの車に乗るのも一苦労しているさまを見て、夜中に一人の部屋で普通に「えぇえええ?」と驚きの声をあげてしまった。
 字幕や本人の喋りで病状が説明される。その他、字幕でヘルニアを発症した次の日がJULIAの撮影の予定だったなどというミニ情報も。松尾監督が急にダメになったからJULIAはああいう形になったんか!ってかよく見たらチャプターの説明に『恥ずかしいヘルニア=序幕×インタビュー×公衆便所×巨乳観察』とか書いてあるな。予告見てなんか面白そうやなぁとは思ってたんやけどこの作品見てなかった…。
 ってか今まで発売時期とか撮影時期とか編集時期を気にしてAVを見た事なかったんだけど、松尾監督のヘルニア前後のHMJM作品結構繋がってるな。恥ずかしいカラダESCAPEの最後にも「この夏は暑くて辛い夏だった」みたいな字幕出てくるし。家にあるDVDも発売日順に並べて見返してみたら実は色々な作品が繋がってたりするのかな。時間かかりそうやけど正月休みにでもやってみようか。

 一人目は去年撮影したけど『なんかあまりにも、ただやっただけだったので』寝かせてあったという横浜のOL。バイクに乗って原宿を出発し、スピードメーターにモザイクがかかる速度で横浜に向かい、30歳のOLさんと撮影。『ただやっただけ』になってしまったのは相手の方がかなり欲求不満な感じのドスケベな女性だった為で、本当は観覧車に乗ったりしたかったそうだがそういう間もなくエロシーンへ。『ただやっただけ』といえばそうなんだけど、やっただけにならざるを得ないようないやらしい女性でアダルト作品としてはかなり良い出来栄えのパートだと思った。

 二人目はヘルニア発症後初の撮影(多分)。新三郷へ向かう車の中でヘルニアの説明をする監督。「保険外で100万円で直る手術がある」という様な話をしてはるんやけど、高額療養費って制度があるから1ヶ月に支払う金額は一定額超えたら帰ってくるはずやし、保険外の手術でも100万円丸々払わなくてもええねんけどなぁ。私の母がクモ膜下出血で倒れた時、手術代が200万円くらいって言われてどうしようかと思ったけど申請したら殆ど戻ってきた。ってか最近は後で申請して戻ってくるのではなく最初から支払わなくてもいいはず。
 新三郷の駅で待ち合わせ、ららぽーとでランチしながらインタビュー。
 最近ぱすぽ☆やその他のアイドルイベでよく使われるららぽーと新三郷のスカイガーデンステージに行く途中にある店や!知っている場所が出てくるととてもテンションが上がる。アイドル戦国時代を楽しんでいらっしゃるDDの皆さんはこの映っている辺りに行く機会が多いと思うので是非見てもらいたい。
 この二人目の女の子は『セックスは幼い』が『素直で可愛い』と作中の字幕で評されていたがホントその通り。”とても良い若い女の子”だと私は思った。喋りもちゃんとしていて動作や礼儀もしっかりしている。『具体的な職業だったが、そこいらの女の子が考えそうにもないことで感心した』と監督が思った彼女の夢が気になる。そういう夢があったりする、こういう普通のしっかりした若い女の子のセックスが見れるとかええ時代になったもんです。

 三人目は『手術の前にどうしても撮っておきたい志願兵』。ニコニコ笑ってよく喋る明るい感じの女の子。喋り方が丁寧で上品な感じなのになかなかのヤリマン。秋葉原でメイドのバイトなどもやっていたと語る彼女。こんなおっぱいのおっきいメイドさんがヤリマンとか夢のある話やで…
 『最高の志願兵だったが僕のパフォーマンスが追いつかない』と字幕が出てこのパートが終わる。監督としては納得できるパフォーマンスが出来なかったと感じていらっしゃるみたいだけど、全然悪い出来ではない。ってかなかなか良かった。まぁあくまで自分の『パフォーマンス』に納得出来てないだけで撮影や演出や相手の女性には納得されてるからこそこうやって発売してはるんやろうけど。この三人目の方とは術後に撮影をお願いしているという事なのでその作品も楽しみだ。
 
 ヘルニアを発症してから手術をするまでの期間で撮影された作品って事で松尾監督のキャリアの中でもポイントになる作品になるだろうし、2番目に出てくる女の子はとても素敵な女の子だし、アイヲタの皆さんにはお馴染みの場所が出てきて楽しいしで買って損はない作品です。